2011年09月13日 (火) 16:59 | 編集

こびとづかん大博覧会11inお台場
場所 アクアシティお台場
開催期間 7月15日から8月31日
営業時間 10時から21時
入場料 無料
視察日 8月22日
交通手段 電車、徒歩
≪こびとづかんとは?…≫
ある少年が祖父の記録した図鑑を頼りに未知の生物「こびと」と出会うストーリー。もともとは、児童向けの絵本として出版されたが、子どもだけでなく大人からも人気が出てきた。現在はグッズなども販売しているほどブームをおこしている。またメディアで取り上げられたり、某コンビニエンスストアとのコラボも果たしている。
≪会場まで≫
9時45分ごろ、最寄駅の東京テレポート駅の改札で待ち合わせをした。
視察当日はあいにくの雨だった。そのうえ、この時期には珍しいくらいの肌寒さであった。
東京テレポート駅から、アクアシティお台場へは徒歩で5分くらいだ。駅構内で、お台場近辺の地図があったので、アクアシティお台場方面の出口にでた。出口を出たはいいものの、目的地までの順路が示されていない。そのため、人の流れに任せて歩くことにした。
5分ほど歩いて、アクアシティお台場に到着。入口はないかと見渡すと、すぐ目の前に階段があった。ほかに入口らしきものがなかったので、とりあえず上がってみた。しかしそこには10時半オープンと書いてあった。
こびとづかん大博覧会の営業開始時間は10時である。10時に開く入口が別にあると思い、階段を下った。すると、何人かの人がアクアシティお台場に沿って別の方向へと歩いていくのが見えた。ひょっとしたらと思い人の流れに任せたところ、案の定、そこが入口だった。
開店の10時とともに、アクアシティお台場がオープン。こびとづかん大博覧会が開催されている3階へと向かった。
エレベーターで3階にあがると、夏休み期間中に開催しているイベントの地図があった。
夏休み期間中に開催されているイベントの位置を簡略化した地図で示してあった。わたしたちはそれを見て、ルートを頭に入れてから、目的地へと向かうことにした。
≪午前の部≫
10時5分ごろ、視察対象の『こびとづかん大博覧会』に到着。
『こびとづかん大博覧会』の名前のわりには、意外と小規模だった。
JUMP SHOPを来る途中に見たからそう思ったのかもしれないが、大きさは駅構内にあるコンビニといったところか。
朝早いうえに雨が降っていたからか、営業開始当初、あまりお客さんはいなかった。
しかし、それでも夏休みである。10時半ごろから徐々にお客さんが増え始め、狭い店内はあっという間に人で埋まった。
客層としては、家族や親子連れがいちばん多かった。特に、幼稚園から小学校低学年くらいの男の子が多かった。
≪グッズ売り場にて≫
店内を見渡すと、グッズがたくさんあった。



クリアファイルやボールペン、消しゴム
スマートフォンケース、パスケース


Tシャツ、ポロシャツ、トートバッグ

など、ここには載せきれないほどのグッズがたくさん
あった。
グッズを見ていて思ったことは、カクレモモジリというこびと関連のグッズが多いことだ。
このこびとは、桃園に潜んでいるこびとだ。
こびとづかんの公式WEBショップでも、品切れの商品はこのカクレモモジリ関連の商品ばかりだ。
この大博覧会では、山梨県限定で販売されている、カクレモモジリの桃味のゴーフレットやクッキー、ケーキも販売されていた。全体的に、このこびと関連のグッズは店のいたるところに陳列されていた。

今度はグッズの配置に目を向けた。
店内の中心には、こびとのフィギャアが展示されていた。その横には、展示されているフィギュアが販売されていた。購買意欲を促進させる配置になっている。フィギュアを手に取っていたのは小学生の男の子、またはそのお父さんが多かった。

このこびとづかんは、DVD化している。内容は、こびとのつかまえ方を紹介するものだ。DVD販売コーナーでは、DVDの一部が実際流れていて、小さい子、特に男の子が夢中になって見ている光景をよく見た。DVDの陳列はタイトルと表紙がぱっと目に入るものであり、どの商品かがすぐわかった。
DVD販売コーナーの近くには、こびとを捕まえる際の防護服が展示されていた。マネキンの手には虫取りあみがあり、その中には実際に販売されているこびとのぬいぐるみがはいっていた。まるで、本当につかまえたかのようなディスプレイだった。


さらに、店内を見渡してみた
柱には、こびとのマグネットつきのぬいぐるみがはってあった。
無機質な印象を与える柱が華やかになっていた。そのはりついているぬいぐるみをつい手にとって、こびとの手と手を合わせて遊んだりしてしまった。カクレモモジリのマグネットつきぬいぐるみは、お尻の部分に磁石があったので、柱にくっつけたりはがしたり繰り返し遊んでいる子どもが多かった。

グッズの種類も豊富であり、限定グッズもあるためか、大量に買っていくお客さんがほとんどだった。そのため、レジにお客さんが途絶えることはなかった。
しかし、レジはひとつしかないため、回転が悪く、レジ付近はいつも混雑していた。
レジへの導線はないかと、見渡してみたところ、床に黄色いテープをはってあるだけだった。そのため、お客さんは導線に従わないで、自然と通路に沿って並ぶ形になっていた。通路がレジに並ぶお客さんでふさがっていたので、通路を通るお客さんが非常に通りにくそうであった。
≪こびとワールド≫
店内を一通り見て、奥にひっそりとあるジオラマに着眼点を置いた。
これは、こびとの生態をづかんで紹介し、つかまえているところをジオラマ展示で再現するものである。
店内の奥に三体、入口付近のショーウィンドウの中に二体、レジの後ろに二体のこびとのジオラマがあった。使われていたこびとのフィギュアは、実際グッズとして販売されているものであった。フィギュアのつくりは、こびとづかんの絵そのままのクオリティであった。今にも動き出しそうな躍動感がある展示となっていた。


≪こびとスタンプラリー≫
グッズを購入したときに、こびとスタンプラリーの台紙をもらった。台紙を渡された際、店員から「プレゼントは特にありませんが、よろしかったら挑戦してみてください。」と言われた。
その台紙をもとに館内ラリーポイントに設置してあるスタンプを集めることにした。
ポイントは全部で4つ。3階に3か所、1階に1か所だ。各ポイントには、バーコードがあり、それを読み込めば、そのスタンプの絵のこびとのデコメが無料でダウンロードできる。


無料ということばはなぜこんなにも魅力的なのだろうか、わたしもお目当てのこびとのデコメを得るために、館内を歩きまわった。もちろん、カクレモモジリのデコメだ。
ポイントに行くたびに、大人がバーコードに携帯を向け、子どもはスタンプをにこにこしながら押す光景が見られた。
しかし、館内連動であるため、ポイントにたどりつくまでかなり時間がかかってしまった。
同じ3階でも、各ポイントは離れているため、端から端までかなり移動した。1階のポイントも迷い、広い館内では探すのにとても苦労した。
ようやくスタンプを4つ集め終わった。かかった時間は30分くらいだ。
館内を歩きまわって疲れたので、昼休憩をとることにした。
そして一時間の休憩後、視察を再開した。
≪再びこびとづかんへ≫
午前中は、店内に注目したが、午後では外観にも注目してみた。
『こびとづかん大博覧会』の文字が目にとびこんでくるくらい、文字の大きさにはインパクトがある。遠くからでも、どのようなイベントが行われているのかがすぐわかる。
入口の両脇に注目した。ガラス張りの入り口には、『こびとづかん大博覧会inお台場』の看板がはってあった。その看板をよく見ると、両端がつぶれていた。子どもが手に届く位置だから、子どもがいたずら心でつぶしてしまったのか、それとも業者が運び出しているときに落としてしまったのかはわからないが、ぱっと目にはいる位置に看板がある以上、見栄えは大事だと思った。


再び店内へ入った。
午後1時半ごろ、昼時だったが、店内はますますにぎわっていた。午前中ではあまり見られなかった、10代、20代のカップル、若い女の子たちも見られるようになった。
午前中では、グッズとジオラマの配置に着目したが、さらにこまかなところに注目してみることにした。
入って右側の、入口付近のグッズの棚や机に注目した。
しかし、商品が置かれているテーブルの下を見ると、ダンボールが丸見えだった。
買い物かごがその付近にあったが、台がなかったのか、床に直接置いてある。かごは全部で二か所。入口付近と洋服やトートバッグが販売されている付近にあった。

入口の左側の、カクレモモジリのお菓子シリーズが陳列されている棚をみた。入口と棚が平行でなかった。そのうえ、コンセントもむき出しだ。

透明のタイル張りの床には、こびとの切り絵がところどころに張ってあった。ふと目を落とした瞬間にこれらが目に入る。遊び心満載だ。
レジのほうにもう一度目を向けると、近くに冷蔵庫があった。何か飲み物が入っているのかとのぞきこんだら、なにも入っていなかった。もともとその冷蔵庫には、ピーチ味の清涼飲料水が販売されていたようだが、視察当日は販売されていなかった。
冷蔵庫は台がわりに使われていて、その上にはチロルチョコとのコラボ商品がおかれていた。コンビニのレジの脇にある大福と同じ効果を狙ってだろう。その効果はある程度発揮されているように見えた。レジに出す寸前にその商品を手に取るお客さんがいくらかいたからだ。

≪こびと目線で楽しめるジオラマ≫
外観、店内を見終わり、最後にブース外の、こびと目線で楽しめるジオラマに行ってみた。
こびとづかん大博覧会は、3階の特設会場にあったが、そのジオラマは、別館の1階のインフォメーション付近にあった。あえて離れたところに設置したのは、ジオラマを体験したあと、大博覧会に行ってみようという相乗効果を狙ってのことだろう。
ジオラマの下から入り、透明のドームの中に顔を入れて、内側からジオラマを見るものであった。小学校低学年くらいの男の子が膝を曲げないとのぞけないくらい、ジオラマ自体の高さが低いため、小さい子が中に入って楽しんでいた。大人はジオラマの中に入っていなかったが、ジオラマを外から見たり、子どもが中に入っているのを写真で収めたりしていた。


午後2時半ごろ、すべての視察終了。
現地で解散した。
≪改善点 ①会場まで≫
普段注目していない点に注目することにより、ここをこうすればもっとよくなるのではと考えるようになってきた。
まずは、駅からアクアシティお台場に向かうまでの順路についてだ。
広い道路にでたところで、そのまままっすぐ横断歩道を渡るのか、それとも左に行くのかと戸惑ってしまった。警備員がひとりいて、『お台場フジテレビは横断歩道を渡ってそのまままっすぐお進みください』と繰り返しアナウンスしていた。聞き落としかねないし、標識があれば視覚的でわかりやすいものになっていただろう。場所を聞きたくても、その警備員は必死そうだったため、声をかけにくかった。雨の日ということもあって、大変そうだったが、笑顔でアナウンスすることも大事である。
アクアシティお台場に到着後、入口を間違えたのは、入口が何か所かあるのを把握していなかったリサーチ不足であった。しかし、行き方を調べるのは普通だが、建物のどこに入口があり、どこから入るのがいちばんいいのかなど、お客さん全員が調べるとは限らない。看板をあてに行く人がほとんどだ。チェーン店のレストランのある方向を示す看板はあったが、全体を示してくれるような看板は必要だ。あまりにも、情報が少ないという印象が残った。
実際、わたしたちのように、階段を間違って上がってしまい、すぐ下るという人を何人か見かけたので、看板は必要であろう。
エレベーター上がってすぐにある地図は、どこに何があるのかがわかるので、効率よくイベントを数多くまわりたいときには便利だと思った。
しかし、JUMP SHOP手前で、二つに道が分かれていて、どちらのほうに進めば戸惑ってしまった。フロアガイドブックをもっていたので、方向はわかったが、ここでも視覚的な表示があればよかった。
≪改善点 ②店内≫
グッズの種類も豊富で、陳列も非常に見やすく、手に取りやすい。商品のディスプレイも見やすいので、注目してしまうものばかりであった。
レジ横の商品で、空の箱がそのまま放置、商品がのこりひとつでも補充しないのが目立っていた。ほかの棚の商品補充は定期的にしていたので、あともう一歩といったところだった。
ダンボールが丸見えなのは、裏側を見てしまった気分になり、あまりいい気分ではないので、テーブルに布を敷いて見えなくするだけでもだいぶ見栄えがよくなる。
カクレモモジリのお菓子が置いてある棚は、横から見たら斜めになっていたので、ドアに平行になるようにしてほしかった。コンセントも見えないようにするべきだ。
買い物かごを、床に直接置かず、台の上に置くか壁にかけるなどしたほうがお客さんも手に取りやすいと思った。
≪改善点 ③ジオラマ≫
そもそも、このイベント名は、『こびとづかん大博覧会』である。
博覧会という名前だから、ジオラマがメインだと思っていた。インフォメーションでも、ジオラマを推している風に書いてあるので、余計にそう思った。実際は、グッズがメインであった。限定品があったとはいえ、『博覧会』である以上、グッズだけではなく、ジオラマにも力を入れてほしかった。
こびとのジオラマをもっとたくさん見たかったし、物足りなささが残った。
ジオラマをよく見ていたら、雑な部分が発見された。


写真左は、7月末日のジオラマである。見栄えもよく、きれいに飾られている。
写真右は、視察当日の8月22日のジオラマである。フィギュアが倒れているうえ、見栄えも悪い。パネルの絵といだいぶ差がある。
ジオラマを楽しみにしてきたお客さんもいる。そのお客さんのためにも、ジオラマの手入れは開催期間中、入念にすべきだ。
≪改善点 ④スタンプラリー≫
スタンプラリーを集めた特典があればよかった。
各ポイントにある無料デコメが特典だろうが、スタンプラリーをわざわざしなくても、偶然歩いていたらポイントがあったからダウンロードできたという人もいるだろう。
このスタンプラリーにもっと特別感があればよかった。
スタンプラリーをやったあとは特に達成感はなかった。子どもは、スタンプを集めることだけで達成感を得られるかもしれないが、大人はある程度の見返りを求めてしまうものだ。
集めた人の特典があったら、大人も楽しめただろう。
≪改善点 ⑤店外≫
看板の端がつぶれているのは、端をコーティングして強度を増したほうがよかった。
または、看板だけではなく、こびとの切り絵をはったりしたほうが、色鮮やかになる。
色とりどりのこびとの切り絵で飾ったほうが、見た目もさらに華やかになるはずだ。
≪改善点 ⑥レジ付近≫
レジの数を2つにすれば、そのぶん回転も速くなる。
店員も、導線にそって並ぶようにお客さんに声をかけたほうがいいだろう。または列が続いてしまったら、番号札を渡して「○番までのお客様、お並びください」と、制限したほうが他のお客さんの邪魔になることはないだろう。狭い店内であるからこそ、店員の配慮も必要になる。
≪改善点 ⑦こびと目線で楽しめるジオラマ≫
イベントが3階にあって、このジオラマは1階にあるのは、見落としがちになりそうだ。
3階と1階では距離がある。ジオラマ楽しいから、イベントにも行ってみようとする人より、ジオラマを体験しただけで満足してイベントには行かない人のほうが多いだろう。
アクアシティお台場にきた人全員がこびとづかんに興味があるとは限らないが、興味のない人をいかにひきつけるかも、イベントを開催するにあたって大事なことだ。
同じ階に設置したほうが、よってみようという気持ちになるだろう。
≪感想≫
この『こびとづかん大博覧会inお台場』を視察してみて、狭い空間の中でこびとワールドは表現されている点はよかったが、細かいところが雑という印象があった。わたしは今回、特に注意して見たので、普段からここまで思う人はいないだろうが、それでも気づく人はいるので、スタッフ側は目に見える部分だけを整えるだけではなく、目の行き届かないところの気遣いも大事だと思った。
イベントを運営するというのは、細かい配慮というものが常に必要であると改めて感じた。また、どのようにしたらお客さんが満足してくれるのかのニーズとイベント自体のコンセプトのバランスをとるのは、とても難しいものであると同時に、そのようなことを試行錯誤するのは、非常にやりがいのある仕事だろうと今回の視察を通して感じ取った。
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2010年10月28日 (木) 17:17 | 編集
北海道は うまい! 北の大収穫祭
北海道の旬が恵比寿に現れた!?
■コンセプト
恵比寿ガーデンプレイス『ひろば』で
カニやマス・鮭・カボチャ・じゃがいも・燻製ホタテ・鮭トバなどの北海道の幸を買って食べて楽しめるイベントが行われた。北海道の地産品が町単位に集結し、都会的な大人が行き交う恵比寿にて直接アピールしての販売である。
イベント名は『北海道はうまい!北の大収穫祭』。
コンセプトは『北海道の大地の恵みである旬の食材を多くの人に恵比寿で知って味合ってもらうこと』である。
________________________________________
開催期間 :2010年10月9日(土)~10月11日(月・祝)
(11:00~16:00)
主催者 :恵比寿ガーデンプレイス株式会社、
サッポロビール株式会社北海道本社
場所 :恵比寿ガーデンプレイス センターひろば等
入場料 :無料
天候 :晴れ
気温 :最高28度、最低17度
________________________________________
9日 :60センチの「鮭のつかみ取り」が催されて、
子供達に大変好評となる。
11日(月祝)
9・10日は雨の降る不安定な天候に対して、本日は晴れ。
日差しは強いものの大変すごしやすい天候である。

________________________________________
■会場導線
「JR恵比寿駅 東口」
駅から「恵比寿スカイウォーク」に乗り「恵比寿ガーデンプレイス」へ。スカイウォークでは、つるし広告やポスターが掲示され、会場までのイベント感を演出。


「恵比寿ガーデンプレイス ひろば」


________________________________________
■各出店の様子
開催時刻前だが、一部出店者は営業開始済み。来場者は閑散としていたが、各出店者の熱意が強く、ついつい引き寄せられる。価格も特別安くはないが、その分、品質で勝負をしているので試食も多かった。試飲や試食だけでも満足できるボリュームと品揃えには、圧巻。

「テントや机」
イベントでは多くの場合、一律のテントと机の貸し出しをしているので同じような風合いになりがちだが、そこに思い思いのポスターやのぼり等が散りばめられ、各々がアピールする。テントの中も物が整理整頓された印象で出店者の方もとても動きやすそうであった。



「各ブースでの改善点」
テント正面上部には各ブース出展元(町の名前)が書かれた看板が設置されている。北海道のイラスト上に赤いピンで町の位置を示すなどの工夫されていた。細かい演出だが、来場者にとって新設な設計である。しかし2間角テントの形状であるが故に、看板の取付方法に少々改善の余地を発見する。張に固定している為、風による影響が受けやすく、安定感に欠けていた。もう少し、引っ張る個所を増やすか、看板を門型にして、テントの足と固定するなどの加工が必要である。

「飲食について」
プレハブ建ての中で調理・販売を行っているため、風雨の心配もなく食品衛生法から見ても問題ない環境である。匂いにつられて多くの人が集まり盛況となっていたが、逆に言うと換気扇が整備されていないように受け止められた。プレハブ内は煙と匂いが充満していた。プレハブ設計の際に、煙を考慮した換気扇の種類、位置や数量等を検証する必要がある。

人気が高かったのは肉類であった。やはり、匂いは強かった。

________________________________________
■開催時刻
開催時刻ピッタリになると特設ステージで司会者が現れて「開催宣言」を行った。飲食店から流れてくる煙のため、少し見づらい開催宣言となった。

「特設ステージ」
特設ステージは規模からみてもちょうどいい大きさである。モニターが左右に一台ずつ設置されていて、ステージとモニターの連動で楽しめるようになっていた。

音響環境が控えめであった。出店者、または近隣のオフィスへの配慮なのか、ステージ周りにしか届かない音量で、少々物足りなさを感じた。会場の中心の『メインステージ』というよりは、出展者等と並列の『特設ステージ』であり、会場との連携等も控えめである。また、人の歩き回るところ以外のコードや機材の見え方の追及が乏しく、美しさに欠けていた。


________________________________________
■体感イベント
「世界ホタテ釣り選手権」
生きているホタテを釣り上げて数を競うという、子供から大人まで参加できるイベントとあって、親子で参加する方が多かった。なかなかできない貴重な体験だけあって、大盛況のうちに無事終了した。
景品として釣ったホタテをもらえると思っていた方が多く、ホタテと全く関係のないものだったので戸惑う方もいた。折角、生きたホタテを楽しめるものなので、渡す景品にも工夫が欲しかった。また、混雑緩和の為に、列の最後尾での所要待ち時間の表示や、待機列形成時の子連れの方への配慮等が欲しかった。



ちなみに景品はホタテ釣りを開催している「とようら町」についての資料と「リボンシトロン」という飲料だった。サッポロビール社の前身である「大日本麦酒」が作り出した、柑橘系清涼飲料「シトロン」が、時を経って名を変更し現在に至る。
余談として、釣られたホタテは後日、「とようら町」の皆様が美味しく頂いたとの事。
「ジオパークパネル展示」
「ジオパーク」とは、科学的に見て特別に重要で貴重な、美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園である。展示は混雑しておらず、じっくり&ゆっくりと見ることができた。
時間をかけて見た結果として、まず展示パネルの完成度が良くないと感じた。気泡が多く表面がぼこぼこだった為、気になって内容に集中できなかった。展示内容を見てもらうためにも、制作では丁寧に
配慮頂きたい。
また、展示に気付かない人が多かった。呼び込みや説明する方がいるわけではなく、『見てくれたらラッキー』的な展示であった。そして、パネルの照明の配線が露わになっていて、隔離もしておらず、若干危険な展示になっていた。少なくとも三角コーンと安全バー等を用いて、もしもの状態にもご配慮をいただきたかった。


「「我がまち自慢」のPR合戦」
各町の代表者が自分達の町を特設ステージでPRする企画である。普通にPRする人がいれば、マジックする人もいて千差万別で個性あふれるPRとなった。ステージ上ではプレゼント企画も行われて、じゃんけんや○☓ゲームなども町にちなんだ問題が出されていた。進行状況は司会の方が上手くまとめていたので、終始オンタイムな進行。
ゲームでは子供から大人までさまざまな世代の人が参加して楽しんでいた。町にちなんだ問題なので、答えを聞くたびに「へぇー」という声が聞こえてきた。しかし○☓ゲームでのモニターの表示と司会側の○☓の表示が合っておらず、それで答えを間違えてしまうということが起きる等、初歩的なミスが見受けられた。せっかくのモニター活用が、逆に参加者を戸惑わせる結果となっていたのが残念。次回は、台本、進行表の共有、およびリハはしっかりやりましょう。


「木のプール」
ひろばの奥の奥にあるために、大変見つかりにくい場所ということがあるが、魅力的な体験である。ゴルフボール大の木の玉が敷き詰められた木のプールの中を子供が自由に自分の好き勝手に遊ぶことができるようになっていた。他の出店に比べて人通りの少ない場所だが、広い場所を確保し子供が遊具で悠々遊べる。しかし、この出店者いわく、全ての遊具を出すには場所が狭いとの事。次回は、より十分な場所を確保して、ぜひとも出せなかった遊具を見たい。
床に素足でも十分なマットを敷いてあるので、親も腰かけて子供の遊ぶ姿を見られる。出店者が木の玉や遊具について教えてくれるので、非常に興味深い催しになっていた。遊ぶ子供の親と出店者の方も付いて見ているので安全面でも十分。
小さな子供が楽しめるという点も他の体感イベントとの差もでていた


________________________________________
■全体の反省点
「ゴミの処置」
ゴミの分別が一部徹底されておらず、施設の清掃員による回収作業であるため、ゴミ箱から溢れている状況が見受けられた。ゴミ箱からあふれ出ると、ゴミ分別もないひどい状況になっていた。ゴミの回収の数を増やすことや、イベント時のみの清掃員を増やすなどの事前協議が足りなかったと想定される。


「バリアフリー」
「ひろば」はバリアフリーだが、プレハブ内で特産品などを販売しているブースでは、段差が形成されていた。車いすの方が利用しやすいスポットとしても有名なガーデンプレイスで行うイベントなので、スロープを作成するなどの配慮が欲しい。

「地図」
どこに何があるのか、何を売っているのか、などの出店の地図が一切ない。入口付近や帯留できる場所に、出店者情報やマップ等の表示があると便利。規模がコンパクトにまとまっていたからこそ全て回ることができるが、会場内での情報量が少ないと感じた。
「総合案内所が見当たらない」
何か起きた際に駆けつける総合案内所等の本部機能と、イベント内容に関して質問できるスタッフらしき人が見当たらなかった。警備員が巡回し、イベント中でのトラブルは起きていないようだったが、出店者自身が行列の整理に追われて、販売業務が滞るような状況も見受けられた。
次回の開催に向けて、主催者としてのバックアップを充実して、来場者も出店者も気持ちの良いイベントへと改善いただきたい。

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■まとめ
『北海道』というブランドパワーを改めて認識できるイベントであった。
“美味しい”、“新鮮”、“自然が豊富” 等のイメージを翻さない内容であり、来場者を満足させたのではないかと思う。
このようなイベントの良い所は、生産者(または生産者に近い人)と直接向き合い、各々自慢の商品を、フィルターを介さずに接する事と考える。商品は決して安くはないが、値段相応と思わせる品質への拘りや苦労話を伺うことにより、気持ちよく購入できることが最大の楽しめる点である。
交通アクセスも良く、ぶらりと立ち寄れるオープンなイベントで、美味しいものに巡り合えるとあれば、成功への条件が揃っているといっても過言ではない。このイベントの成功を受けて来年の開催には、さらなる町の参加が見込めるのではないか。第2回の開催で第1回の改善点を解消することで、今回を上回るよいイベントになるであろう。
強いて言うと、開催に向けて突貫工事だったのか、詰めが甘いと感じる点がいくつか見受けられた。全体的にコンパクトに形成されており、大きな混乱はなかったようだが、もう一歩余裕のある運営が欲しいところである。イベントに付き物の『トラブル』への対処をより事前より検討いただくことを願いつつ、生まれたばかりのイベントのレポートを終了する。
北海道の旬が恵比寿に現れた!?
■コンセプト
恵比寿ガーデンプレイス『ひろば』で
カニやマス・鮭・カボチャ・じゃがいも・燻製ホタテ・鮭トバなどの北海道の幸を買って食べて楽しめるイベントが行われた。北海道の地産品が町単位に集結し、都会的な大人が行き交う恵比寿にて直接アピールしての販売である。
イベント名は『北海道はうまい!北の大収穫祭』。
コンセプトは『北海道の大地の恵みである旬の食材を多くの人に恵比寿で知って味合ってもらうこと』である。
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開催期間 :2010年10月9日(土)~10月11日(月・祝)
(11:00~16:00)
主催者 :恵比寿ガーデンプレイス株式会社、
サッポロビール株式会社北海道本社
場所 :恵比寿ガーデンプレイス センターひろば等
入場料 :無料
天候 :晴れ
気温 :最高28度、最低17度
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9日 :60センチの「鮭のつかみ取り」が催されて、
子供達に大変好評となる。
11日(月祝)
9・10日は雨の降る不安定な天候に対して、本日は晴れ。
日差しは強いものの大変すごしやすい天候である。

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■会場導線
「JR恵比寿駅 東口」
駅から「恵比寿スカイウォーク」に乗り「恵比寿ガーデンプレイス」へ。スカイウォークでは、つるし広告やポスターが掲示され、会場までのイベント感を演出。



「恵比寿ガーデンプレイス ひろば」




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■各出店の様子
開催時刻前だが、一部出店者は営業開始済み。来場者は閑散としていたが、各出店者の熱意が強く、ついつい引き寄せられる。価格も特別安くはないが、その分、品質で勝負をしているので試食も多かった。試飲や試食だけでも満足できるボリュームと品揃えには、圧巻。


「テントや机」
イベントでは多くの場合、一律のテントと机の貸し出しをしているので同じような風合いになりがちだが、そこに思い思いのポスターやのぼり等が散りばめられ、各々がアピールする。テントの中も物が整理整頓された印象で出店者の方もとても動きやすそうであった。






「各ブースでの改善点」
テント正面上部には各ブース出展元(町の名前)が書かれた看板が設置されている。北海道のイラスト上に赤いピンで町の位置を示すなどの工夫されていた。細かい演出だが、来場者にとって新設な設計である。しかし2間角テントの形状であるが故に、看板の取付方法に少々改善の余地を発見する。張に固定している為、風による影響が受けやすく、安定感に欠けていた。もう少し、引っ張る個所を増やすか、看板を門型にして、テントの足と固定するなどの加工が必要である。


「飲食について」
プレハブ建ての中で調理・販売を行っているため、風雨の心配もなく食品衛生法から見ても問題ない環境である。匂いにつられて多くの人が集まり盛況となっていたが、逆に言うと換気扇が整備されていないように受け止められた。プレハブ内は煙と匂いが充満していた。プレハブ設計の際に、煙を考慮した換気扇の種類、位置や数量等を検証する必要がある。


人気が高かったのは肉類であった。やはり、匂いは強かった。


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■開催時刻
開催時刻ピッタリになると特設ステージで司会者が現れて「開催宣言」を行った。飲食店から流れてくる煙のため、少し見づらい開催宣言となった。


「特設ステージ」
特設ステージは規模からみてもちょうどいい大きさである。モニターが左右に一台ずつ設置されていて、ステージとモニターの連動で楽しめるようになっていた。


音響環境が控えめであった。出店者、または近隣のオフィスへの配慮なのか、ステージ周りにしか届かない音量で、少々物足りなさを感じた。会場の中心の『メインステージ』というよりは、出展者等と並列の『特設ステージ』であり、会場との連携等も控えめである。また、人の歩き回るところ以外のコードや機材の見え方の追及が乏しく、美しさに欠けていた。




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■体感イベント
「世界ホタテ釣り選手権」
生きているホタテを釣り上げて数を競うという、子供から大人まで参加できるイベントとあって、親子で参加する方が多かった。なかなかできない貴重な体験だけあって、大盛況のうちに無事終了した。
景品として釣ったホタテをもらえると思っていた方が多く、ホタテと全く関係のないものだったので戸惑う方もいた。折角、生きたホタテを楽しめるものなので、渡す景品にも工夫が欲しかった。また、混雑緩和の為に、列の最後尾での所要待ち時間の表示や、待機列形成時の子連れの方への配慮等が欲しかった。





ちなみに景品はホタテ釣りを開催している「とようら町」についての資料と「リボンシトロン」という飲料だった。サッポロビール社の前身である「大日本麦酒」が作り出した、柑橘系清涼飲料「シトロン」が、時を経って名を変更し現在に至る。
余談として、釣られたホタテは後日、「とようら町」の皆様が美味しく頂いたとの事。
「ジオパークパネル展示」
「ジオパーク」とは、科学的に見て特別に重要で貴重な、美しい地質遺産を複数含む一種の自然公園である。展示は混雑しておらず、じっくり&ゆっくりと見ることができた。
時間をかけて見た結果として、まず展示パネルの完成度が良くないと感じた。気泡が多く表面がぼこぼこだった為、気になって内容に集中できなかった。展示内容を見てもらうためにも、制作では丁寧に
配慮頂きたい。
また、展示に気付かない人が多かった。呼び込みや説明する方がいるわけではなく、『見てくれたらラッキー』的な展示であった。そして、パネルの照明の配線が露わになっていて、隔離もしておらず、若干危険な展示になっていた。少なくとも三角コーンと安全バー等を用いて、もしもの状態にもご配慮をいただきたかった。




「「我がまち自慢」のPR合戦」
各町の代表者が自分達の町を特設ステージでPRする企画である。普通にPRする人がいれば、マジックする人もいて千差万別で個性あふれるPRとなった。ステージ上ではプレゼント企画も行われて、じゃんけんや○☓ゲームなども町にちなんだ問題が出されていた。進行状況は司会の方が上手くまとめていたので、終始オンタイムな進行。
ゲームでは子供から大人までさまざまな世代の人が参加して楽しんでいた。町にちなんだ問題なので、答えを聞くたびに「へぇー」という声が聞こえてきた。しかし○☓ゲームでのモニターの表示と司会側の○☓の表示が合っておらず、それで答えを間違えてしまうということが起きる等、初歩的なミスが見受けられた。せっかくのモニター活用が、逆に参加者を戸惑わせる結果となっていたのが残念。次回は、台本、進行表の共有、およびリハはしっかりやりましょう。



「木のプール」
ひろばの奥の奥にあるために、大変見つかりにくい場所ということがあるが、魅力的な体験である。ゴルフボール大の木の玉が敷き詰められた木のプールの中を子供が自由に自分の好き勝手に遊ぶことができるようになっていた。他の出店に比べて人通りの少ない場所だが、広い場所を確保し子供が遊具で悠々遊べる。しかし、この出店者いわく、全ての遊具を出すには場所が狭いとの事。次回は、より十分な場所を確保して、ぜひとも出せなかった遊具を見たい。
床に素足でも十分なマットを敷いてあるので、親も腰かけて子供の遊ぶ姿を見られる。出店者が木の玉や遊具について教えてくれるので、非常に興味深い催しになっていた。遊ぶ子供の親と出店者の方も付いて見ているので安全面でも十分。
小さな子供が楽しめるという点も他の体感イベントとの差もでていた



________________________________________
■全体の反省点
「ゴミの処置」
ゴミの分別が一部徹底されておらず、施設の清掃員による回収作業であるため、ゴミ箱から溢れている状況が見受けられた。ゴミ箱からあふれ出ると、ゴミ分別もないひどい状況になっていた。ゴミの回収の数を増やすことや、イベント時のみの清掃員を増やすなどの事前協議が足りなかったと想定される。




「バリアフリー」
「ひろば」はバリアフリーだが、プレハブ内で特産品などを販売しているブースでは、段差が形成されていた。車いすの方が利用しやすいスポットとしても有名なガーデンプレイスで行うイベントなので、スロープを作成するなどの配慮が欲しい。


「地図」
どこに何があるのか、何を売っているのか、などの出店の地図が一切ない。入口付近や帯留できる場所に、出店者情報やマップ等の表示があると便利。規模がコンパクトにまとまっていたからこそ全て回ることができるが、会場内での情報量が少ないと感じた。
「総合案内所が見当たらない」
何か起きた際に駆けつける総合案内所等の本部機能と、イベント内容に関して質問できるスタッフらしき人が見当たらなかった。警備員が巡回し、イベント中でのトラブルは起きていないようだったが、出店者自身が行列の整理に追われて、販売業務が滞るような状況も見受けられた。
次回の開催に向けて、主催者としてのバックアップを充実して、来場者も出店者も気持ちの良いイベントへと改善いただきたい。


________________________________________
■まとめ
『北海道』というブランドパワーを改めて認識できるイベントであった。
“美味しい”、“新鮮”、“自然が豊富” 等のイメージを翻さない内容であり、来場者を満足させたのではないかと思う。
このようなイベントの良い所は、生産者(または生産者に近い人)と直接向き合い、各々自慢の商品を、フィルターを介さずに接する事と考える。商品は決して安くはないが、値段相応と思わせる品質への拘りや苦労話を伺うことにより、気持ちよく購入できることが最大の楽しめる点である。
交通アクセスも良く、ぶらりと立ち寄れるオープンなイベントで、美味しいものに巡り合えるとあれば、成功への条件が揃っているといっても過言ではない。このイベントの成功を受けて来年の開催には、さらなる町の参加が見込めるのではないか。第2回の開催で第1回の改善点を解消することで、今回を上回るよいイベントになるであろう。
強いて言うと、開催に向けて突貫工事だったのか、詰めが甘いと感じる点がいくつか見受けられた。全体的にコンパクトに形成されており、大きな混乱はなかったようだが、もう一歩余裕のある運営が欲しいところである。イベントに付き物の『トラブル』への対処をより事前より検討いただくことを願いつつ、生まれたばかりのイベントのレポートを終了する。
2010年09月13日 (月) 18:24 | 編集
グッドデザインエキスポとは何?
アジアで最大級のデザインイベントであり、グッドデザイン賞二次審査会後の会場で開催される。生活用品や建築といった、私たちの生活や社会に関わる、さまざまなデザインが東京ビッグサイト内に並ぶ。
デザイナーの方と直接コミュニケーションを取ることができる展示ブースもあり、デザイン業界の最前線で活躍するデザイナーや、デザイン系の大学の人との交流もできる。
また、3Dシアター、ワークショップや休憩できるカフェ、デザイングッズが買うことができるショップなどもあり、多くの人が楽しむことができるイベントである。
グッドデザインエキスポは、ただ見てもらうだけでなく『デザインを通じてコミュニケーションを生み、デザインによって人を元気にする場所。みんなの声が会場に集まり、広がり、つながっていくというイメージをデザインする』、これがこのイベントのコンセプトである。
開催期間:2010年 8月27日(金)~8月29日(日)
(27日 18:00 ~ 29日 16:00)
主催:財団法人日本産業デザイン振興会
会場;東京ビッグサイト 東展示場 東5、6ホール
入場料:1000円(3日間共通)/中学生以下無料
天候:晴れ
気温:最高34度、最低27度
8月28日、天気は晴れ。朝から蒸し暑い日であった。
ではレポートスタート!!
入場前視察
『国際展示場駅に到着!』
駅周辺に人は少なく、学生のグループやスーツを着た会社員らしき人が待ち合わせしていた。駅の中にはグッドデザインエキスポに関する広告や案内は無かった。駅から会場まで続く通路には誘導スタッフはいないものの、混雑している様子は見られなかった。
『受付』
会場は下の階で、入場前から行列。拡声器を持った数人のスタッフが関係者・招待客と当日券の一般客を分け、2列に並ぶよう呼びかけていた。受付の手前でさらに3列に並ぶように呼びかけていたが、どこに並べば良いのか分からず困る客や割り込む人もいたのは残念である。受付では招待客と一般客を区別するためにシールとバッチを配布、それをつけ入場。入口は広く、来場者が一斉に入場することもなかったので混雑はしなかった。

会場内は・・・!?
『会場内の人は?』
このイベントはデザインに関わる人だけではなく、一般の来場者も非常に多い。学生や会社員の方が多いのだが、ベビーカーを引く子供連れの家族や、カップル、外国の方も会場内を楽しんだ様子で周っていた。

『展示品の設営はシンプル』
会場内の展示台は鉄製の骨組みでできたものでシンプル。少々シンプルすぎるくらいと言ったところ。個人的にはもう少し装飾しても悪くはないと思う。台の高さも少し低めに作ってあり、子供にも見やすいつくり。骨組みについている照明は柔らかい雰囲気を演出。展示の説明が書いてあるプレートを骨組みから吊るすという方法が特徴的であった。

『会場の構成』
会場はジャンルごとに14のユニットに分けられ、その周りに企業・大学のブースが並んでいた。ステージは去年とは位置を変更し、会場の中央。そのステージまで大きな通路が一つあり、そこから枝分かれするように各ユニットに通路が伸びている。

会場全体は白と黒のカラーで統一され落ち着いた雰囲気。会場全体はあくまで作品を引き立てるものであって、妨げにならないようにしている。これはパンフレットにも書いてある通り、展示品を見ることを優先させる会場構成というコンセプトがあるからだ。
また、ライトやスクリーンの配線で来場者がつまずかないように、テープでまとめて会場の床に張り付けていた。トイレは会場内に4つあり、その表示も高い位置で分かりやすい位置に示してあった。

会場に入る際に渡されるアンケートを書くスペースが出口にあるのだが、そこがとても暗く感じられた。机とペンが置いてあるだけで照明が無かったからだ。また、アンケートはパンフレットに挟まれているので気づかない人もいたのでは?

『展示以外の見所は?』
最も目に付いたのは、やはり飛行船。会場内をARマーカー(QRコードのようなもの)付きの飛行船が巡回し、注目を集めていた。特に子供連れなどに来てもらうには有効な手段だと言える。

他には3Dシアター、カフェ、ワークショップ、学生による会場の実況中継など、展示以外も充実。ワークショップは日によって内容が異なり、子供から大人までを対象としたものであったが、この日は子供の参加者はいなかった。

『大学のブースが面白い!』
個人的には企業より大学のブースが好みで、大学生が作ったものとは思えないような独創的なデザインの作品が並んでいた。ブースは全体の展示台とは異なりポップなつくりで、大学ごとにオリジナリティがあり、学生の方と話すこともできた。ブースの裏で休憩を取っていたが、丸見えなので景観を考慮していただきたい。

『ステージ設営は?』
ステージは会場の中央に設置。二等辺三角形のような形で、端の席に座っている人でも見やすくなっていた。椅子は少なめ、立ち見する人もいたのでもう少しあった方が良い。スピーカーは下に2台、天井から吊るされたものが数台あり、立体感、迫力のある音響設備だった。スクリーンはプロジェクター使って映し、これも吊るすスタイルで設置。ステージに上がった人と重なって見づらくならないように、高さのある会場を良く生かしていたと思う。

アジアで最大級のデザインイベントであり、グッドデザイン賞二次審査会後の会場で開催される。生活用品や建築といった、私たちの生活や社会に関わる、さまざまなデザインが東京ビッグサイト内に並ぶ。
デザイナーの方と直接コミュニケーションを取ることができる展示ブースもあり、デザイン業界の最前線で活躍するデザイナーや、デザイン系の大学の人との交流もできる。
また、3Dシアター、ワークショップや休憩できるカフェ、デザイングッズが買うことができるショップなどもあり、多くの人が楽しむことができるイベントである。
グッドデザインエキスポは、ただ見てもらうだけでなく『デザインを通じてコミュニケーションを生み、デザインによって人を元気にする場所。みんなの声が会場に集まり、広がり、つながっていくというイメージをデザインする』、これがこのイベントのコンセプトである。
開催期間:2010年 8月27日(金)~8月29日(日)
(27日 18:00 ~ 29日 16:00)
主催:財団法人日本産業デザイン振興会
会場;東京ビッグサイト 東展示場 東5、6ホール
入場料:1000円(3日間共通)/中学生以下無料
天候:晴れ
気温:最高34度、最低27度
8月28日、天気は晴れ。朝から蒸し暑い日であった。
ではレポートスタート!!
入場前視察
『国際展示場駅に到着!』
駅周辺に人は少なく、学生のグループやスーツを着た会社員らしき人が待ち合わせしていた。駅の中にはグッドデザインエキスポに関する広告や案内は無かった。駅から会場まで続く通路には誘導スタッフはいないものの、混雑している様子は見られなかった。
『受付』
会場は下の階で、入場前から行列。拡声器を持った数人のスタッフが関係者・招待客と当日券の一般客を分け、2列に並ぶよう呼びかけていた。受付の手前でさらに3列に並ぶように呼びかけていたが、どこに並べば良いのか分からず困る客や割り込む人もいたのは残念である。受付では招待客と一般客を区別するためにシールとバッチを配布、それをつけ入場。入口は広く、来場者が一斉に入場することもなかったので混雑はしなかった。



会場内は・・・!?
『会場内の人は?』
このイベントはデザインに関わる人だけではなく、一般の来場者も非常に多い。学生や会社員の方が多いのだが、ベビーカーを引く子供連れの家族や、カップル、外国の方も会場内を楽しんだ様子で周っていた。



『展示品の設営はシンプル』
会場内の展示台は鉄製の骨組みでできたものでシンプル。少々シンプルすぎるくらいと言ったところ。個人的にはもう少し装飾しても悪くはないと思う。台の高さも少し低めに作ってあり、子供にも見やすいつくり。骨組みについている照明は柔らかい雰囲気を演出。展示の説明が書いてあるプレートを骨組みから吊るすという方法が特徴的であった。



『会場の構成』
会場はジャンルごとに14のユニットに分けられ、その周りに企業・大学のブースが並んでいた。ステージは去年とは位置を変更し、会場の中央。そのステージまで大きな通路が一つあり、そこから枝分かれするように各ユニットに通路が伸びている。


会場全体は白と黒のカラーで統一され落ち着いた雰囲気。会場全体はあくまで作品を引き立てるものであって、妨げにならないようにしている。これはパンフレットにも書いてある通り、展示品を見ることを優先させる会場構成というコンセプトがあるからだ。
また、ライトやスクリーンの配線で来場者がつまずかないように、テープでまとめて会場の床に張り付けていた。トイレは会場内に4つあり、その表示も高い位置で分かりやすい位置に示してあった。


会場に入る際に渡されるアンケートを書くスペースが出口にあるのだが、そこがとても暗く感じられた。机とペンが置いてあるだけで照明が無かったからだ。また、アンケートはパンフレットに挟まれているので気づかない人もいたのでは?


『展示以外の見所は?』
最も目に付いたのは、やはり飛行船。会場内をARマーカー(QRコードのようなもの)付きの飛行船が巡回し、注目を集めていた。特に子供連れなどに来てもらうには有効な手段だと言える。


他には3Dシアター、カフェ、ワークショップ、学生による会場の実況中継など、展示以外も充実。ワークショップは日によって内容が異なり、子供から大人までを対象としたものであったが、この日は子供の参加者はいなかった。




『大学のブースが面白い!』
個人的には企業より大学のブースが好みで、大学生が作ったものとは思えないような独創的なデザインの作品が並んでいた。ブースは全体の展示台とは異なりポップなつくりで、大学ごとにオリジナリティがあり、学生の方と話すこともできた。ブースの裏で休憩を取っていたが、丸見えなので景観を考慮していただきたい。


『ステージ設営は?』
ステージは会場の中央に設置。二等辺三角形のような形で、端の席に座っている人でも見やすくなっていた。椅子は少なめ、立ち見する人もいたのでもう少しあった方が良い。スピーカーは下に2台、天井から吊るされたものが数台あり、立体感、迫力のある音響設備だった。スクリーンはプロジェクター使って映し、これも吊るすスタイルで設置。ステージに上がった人と重なって見づらくならないように、高さのある会場を良く生かしていたと思う。



2010年09月13日 (月) 18:08 | 編集
考察
■受付の手前でさらに3列に並ぶように呼びかけていたが、どこに並べば良いのか分からず困る客や割り込む人もいたのは注意する点である。スタッフが呼びかけるだけではなく、分かりやすい位置に看板を設置し、仕切り等があると並びやすい。
■展示台に無駄な装飾を無くし、シンプルなつくりにしたのは、展示が際立ち見やすくなっていて良かった。台の高さは子供やお年寄りなど、見る人のことを考慮して低めにしていたと考えられる。誰もが見やすいよう配慮した、ユニバーサルなデザインと言える。
■会場が高さのある場所であることを利用し、上から吊るすような設営が多かった。そうすることで空間をうまく利用し、より多くの展示品を並べることができていた。
■決まった順路が無く、自由に見ることができるような会場構成、落ち着いた雰囲気作りで来場者は見やすかったと思われる。各ユニットの場所を示す表示を高い位置に設置すると、来場者はもっと見やすく、会場も回りやすい。また、地図は一つだけ会場の通路に直接表示してあるのだが、パンフレットとは少し異なる表示で少々見づらく感じた。数をもう少し増やし、デザインに一貫性があるとより分かりやすい。
■配線はテープで張り付けてあり目立つので気づきやすいのだが、足を引っ掛けて転んでしまう可能性もあるので、気付きにくいところだけでも上にマット(養生シート)のようなものを敷くと見た目も良く、さらに安全性が高まる。
■会場に入る際に渡されるアンケートを書くスペースが出口にあったが、そこがかなり暗く感じられたので明るめの照明を設置すべき。あの状態では非常に書きづらかった。
■アンケートはパンフレットに挟まれているので気づかない人もいたと予想される。展示を見ながらでなければ書きにくい項目もあるので、受付や入口などでアンケートについて説明した方が来場者も書きやすかったのではないだろうか。
■肝心のARマーカーを活用している人を見かけなかったのは残念。展示を中心としているので仕方がないのだが、カフェの特典もあるので、普及が進んでいるQRコードを使うなどしてもっと多くの人に活用できるようにしてはどうだろう。
■ワークショップは二日間とも子供から大人までを対象としていたが、この日は親子、子供の参加者は見かけられず、人も少なかった。少々大人向けの内容であったということ、参加費がかかることが影響していたと考えられる。子供達にも実際に体験をしてモノづくりの楽しさを知ってもらうために、翌日と同じような内容にする、もしくは参加費をもう少し押さえた内容で行っても良かった。
■空調の温度が高かったのか、会場内が暑いと感じられた時間帯があった。午後からは人も増えてきたことも考えて調整していただきたい。
まとめ
今年の来場者数は3日間でなんと
44,325人!!
去年より約1,000人来場者数が増えた。回数を重ねるごとに来場者数は増えているが、企業ブースや大学ブースは減少。景気の影響が少なからず出ていると思われる。大学生にとっては自分の作品を多くの人に見てもらえる良い場なので、もっと参加してほしい。会場内の装飾はシンプルで、展示物を生かすように設営し、スペースも上手く使っていた。パンフレットに書いてある通り、過剰な演出をあえて行わない点に好感を持てる。今年で54回目になるこのイベントだが、上記の考察のように改善する点はまだある。イベントがさらに大規模になると、細かな点まで目が回らなくなり、運営も難しくなる。出展者との更なる密な連携や来場者視点での改善を行うことで、より大きく、より良いイベントになると思われる。
■受付の手前でさらに3列に並ぶように呼びかけていたが、どこに並べば良いのか分からず困る客や割り込む人もいたのは注意する点である。スタッフが呼びかけるだけではなく、分かりやすい位置に看板を設置し、仕切り等があると並びやすい。
■展示台に無駄な装飾を無くし、シンプルなつくりにしたのは、展示が際立ち見やすくなっていて良かった。台の高さは子供やお年寄りなど、見る人のことを考慮して低めにしていたと考えられる。誰もが見やすいよう配慮した、ユニバーサルなデザインと言える。
■会場が高さのある場所であることを利用し、上から吊るすような設営が多かった。そうすることで空間をうまく利用し、より多くの展示品を並べることができていた。
■決まった順路が無く、自由に見ることができるような会場構成、落ち着いた雰囲気作りで来場者は見やすかったと思われる。各ユニットの場所を示す表示を高い位置に設置すると、来場者はもっと見やすく、会場も回りやすい。また、地図は一つだけ会場の通路に直接表示してあるのだが、パンフレットとは少し異なる表示で少々見づらく感じた。数をもう少し増やし、デザインに一貫性があるとより分かりやすい。
■配線はテープで張り付けてあり目立つので気づきやすいのだが、足を引っ掛けて転んでしまう可能性もあるので、気付きにくいところだけでも上にマット(養生シート)のようなものを敷くと見た目も良く、さらに安全性が高まる。
■会場に入る際に渡されるアンケートを書くスペースが出口にあったが、そこがかなり暗く感じられたので明るめの照明を設置すべき。あの状態では非常に書きづらかった。
■アンケートはパンフレットに挟まれているので気づかない人もいたと予想される。展示を見ながらでなければ書きにくい項目もあるので、受付や入口などでアンケートについて説明した方が来場者も書きやすかったのではないだろうか。
■肝心のARマーカーを活用している人を見かけなかったのは残念。展示を中心としているので仕方がないのだが、カフェの特典もあるので、普及が進んでいるQRコードを使うなどしてもっと多くの人に活用できるようにしてはどうだろう。
■ワークショップは二日間とも子供から大人までを対象としていたが、この日は親子、子供の参加者は見かけられず、人も少なかった。少々大人向けの内容であったということ、参加費がかかることが影響していたと考えられる。子供達にも実際に体験をしてモノづくりの楽しさを知ってもらうために、翌日と同じような内容にする、もしくは参加費をもう少し押さえた内容で行っても良かった。
■空調の温度が高かったのか、会場内が暑いと感じられた時間帯があった。午後からは人も増えてきたことも考えて調整していただきたい。
まとめ
今年の来場者数は3日間でなんと
44,325人!!
去年より約1,000人来場者数が増えた。回数を重ねるごとに来場者数は増えているが、企業ブースや大学ブースは減少。景気の影響が少なからず出ていると思われる。大学生にとっては自分の作品を多くの人に見てもらえる良い場なので、もっと参加してほしい。会場内の装飾はシンプルで、展示物を生かすように設営し、スペースも上手く使っていた。パンフレットに書いてある通り、過剰な演出をあえて行わない点に好感を持てる。今年で54回目になるこのイベントだが、上記の考察のように改善する点はまだある。イベントがさらに大規模になると、細かな点まで目が回らなくなり、運営も難しくなる。出展者との更なる密な連携や来場者視点での改善を行うことで、より大きく、より良いイベントになると思われる。
2010年07月20日 (火) 14:37 | 編集
催事名:第12回民家園通り商店会夏まつり
主 催:民家園通り商店会+登戸南町会
日 時:2010年7月17日(土) 16:00~21:00
場 所:小田急線向ヶ丘遊園駅~登戸駅周辺
天 候:晴れ
気 温:31.5度(最高)、25.2度(最低)
『第12回民家園通り商店会 夏まつり』のレポートです。
今年の『夏まつり』は梅雨明けと重なり、とにかく暑い1日にも関わらず、
約28,000人
の方に来場いただきました。
ありがとうございました!!!!

今年は、約40もの店舗・団体に出店いただきました。
焼きソバ、焼き鳥、かき氷や綿菓子等の模擬店の定番は、どこも盛況でした。
また商店会会員以外での出店として、川崎市環境局による古着回収・リサイクル粘土教室や、
ペットボトルのキャップ回収、またリユース食器の活用など、エコな活動も数多く実施しました。

新規試みとして『かえっこバザール』と称したおもちゃの交換会も展開いたしました。

川崎フロンターレさんのキックゲーム、ボクシングジムによるミット打ち、移動水族館、
子供広場での輪なげ等、盛りだくさんの内容で、”商店街がお祭り広場”とのコンセプトが具現化されました。
----------------------------------------------------------------
以下、評論です。(辛口めで)
12回目の開催で、すっかり定着してきた『夏まつり』ですが、まだまだ改善する部分があります。
現規模の維持、また拡大するための必要な課題が表面化されてます。
長所でもありますが、『手作りイベント』の致命的短所な部分が露呈されました。
催事運営の上、組織体制化が不十分と感じる点が多いのが大課題です。
統率された意識が低く、各商店会員の個人裁量で進行していると見受けられます。
各自の独断を後々で皆んなで調整するのでは、組織としての連携は望めません。
連絡体系もしかり、役割分担もしかりです。
『聞いていない』、『自店舗出店で忙しい』的な言行が横行すると、
誰が夏まつりを実施するのか分かりません。
平時に商いをして、かつ祭りを実行することは用意ではありません。
しかし、3万人に及ぶイベントを開催するのであれば、生半可な状態では事故が起きます。
事故が起きて中断・中止になるより、最善を尽くす方が良い選択であるのは当たり前です。
一度体制を組んでみると、後々楽です。
皆さんで話し合って、祭りの実行組織として体制化を進めてみては?
会員の皆さま、もう少し、いやもっとビジネスライクに考えてみてはいかがでしょうか?
余談ですが、
イベントを円滑に作る上で、以下のような人が多い場合は、決まるものも決まらないのでご注意を!
①良い人ぶる人
②我関与せず、責任はなすりつける人
③話は一部聞き、感情は全部ぶつける人
④体は動かず、口だけ達者な人
By M.N
主 催:民家園通り商店会+登戸南町会
日 時:2010年7月17日(土) 16:00~21:00
場 所:小田急線向ヶ丘遊園駅~登戸駅周辺
天 候:晴れ
気 温:31.5度(最高)、25.2度(最低)
『第12回民家園通り商店会 夏まつり』のレポートです。
今年の『夏まつり』は梅雨明けと重なり、とにかく暑い1日にも関わらず、
約28,000人
の方に来場いただきました。
ありがとうございました!!!!

今年は、約40もの店舗・団体に出店いただきました。
焼きソバ、焼き鳥、かき氷や綿菓子等の模擬店の定番は、どこも盛況でした。
また商店会会員以外での出店として、川崎市環境局による古着回収・リサイクル粘土教室や、
ペットボトルのキャップ回収、またリユース食器の活用など、エコな活動も数多く実施しました。


新規試みとして『かえっこバザール』と称したおもちゃの交換会も展開いたしました。

川崎フロンターレさんのキックゲーム、ボクシングジムによるミット打ち、移動水族館、
子供広場での輪なげ等、盛りだくさんの内容で、”商店街がお祭り広場”とのコンセプトが具現化されました。



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以下、評論です。(辛口めで)
12回目の開催で、すっかり定着してきた『夏まつり』ですが、まだまだ改善する部分があります。
現規模の維持、また拡大するための必要な課題が表面化されてます。
長所でもありますが、『手作りイベント』の致命的短所な部分が露呈されました。
催事運営の上、組織体制化が不十分と感じる点が多いのが大課題です。
統率された意識が低く、各商店会員の個人裁量で進行していると見受けられます。
各自の独断を後々で皆んなで調整するのでは、組織としての連携は望めません。
連絡体系もしかり、役割分担もしかりです。
『聞いていない』、『自店舗出店で忙しい』的な言行が横行すると、
誰が夏まつりを実施するのか分かりません。
平時に商いをして、かつ祭りを実行することは用意ではありません。
しかし、3万人に及ぶイベントを開催するのであれば、生半可な状態では事故が起きます。
事故が起きて中断・中止になるより、最善を尽くす方が良い選択であるのは当たり前です。
一度体制を組んでみると、後々楽です。
皆さんで話し合って、祭りの実行組織として体制化を進めてみては?
会員の皆さま、もう少し、いやもっとビジネスライクに考えてみてはいかがでしょうか?
余談ですが、
イベントを円滑に作る上で、以下のような人が多い場合は、決まるものも決まらないのでご注意を!
①良い人ぶる人
②我関与せず、責任はなすりつける人
③話は一部聞き、感情は全部ぶつける人
④体は動かず、口だけ達者な人
By M.N